簿記の基本は経理の実務にも経営にも必要不可欠な知識です。
今一度しっかりとおさえておきましょう♪

 会社は、株主からの出資や銀行からの借入れによってお金を集め、それを元手にビジネスを行うため、財産の増減について正確に記録する必要があります。(個人事業主もしかり!)単に財産が増えた・減ったと記録すればよいだけでなく、その増加・減少理由も正確に記録しなければなりません。
 また、経営者たるもの、財産が増えた理由・減った理由をすぐに株主や銀行に説明できるようにする必要もあります。そこで、
財産が増えたか減ったかだけではなく、その理由を同時に記録することができる“簿記”が考え出されました。
  簿記って?
「帳簿記入」のことを略して「簿記」と言います。
簿記により、会社の純資産(資産から負債を引いた会社の正味の財産)の増減を
記録・把握することができます。

そして、簿記で一番重要なことは、仕訳の意味を理解することです。
  仕訳って?
仕訳とは、会社の活動を簿記のルールにしたがって記録することです。
ちなみに会社の活動を、簿記用語で「取引」と言います。
会社の活動(取引)の結果、会社の純資産(資産から負債を引いた会社の正味の財産)は次の3パターンに分けることができます。

  @ 純資産が増える
  A 純資産が減る
  B 純資産は変わらない

純資産の増減が3パターンということは、仕訳も3パターンのみとなります。
純資産が増減した時の仕訳は次のようになります。
借 方 貸 方
純資産が
増えたときの仕訳
増えた財産 財産が増えた理由
純資産が
減ったときの仕訳
財産が減った理由 減った財産
純資産が
変わらないときの仕訳
増えた財産 減った財産
  仕訳は必ず「借方」と「貸方」がペアになります。

  ペアの左側を「借方」、右側を「貸方」といいます。
  仕訳を理解するために‥‥
実際の仕訳を見ていく前に‥‥
仕訳を理解するためには次の五つの意味が重要になります。覚えてくださいね!!
資産 現預金及び将来お金が増えるプラスの財産
   例) 現預金、売掛金、受取手形、商品、車両運搬具 等
負債 将来お金が減るマイナスの財産
   例)買掛金、支払手形、借入金 等
純資産 資産から負債の金額を引いて残った、会社が持っている正味の財産
  例) 資本金、資本剰余金、利益剰余金
収益 損益計算書に記載されている項目の中で、会社の純資産を減らすもの
  例) 売上高、受取利息、受取配当金 等
費用 損益計算書に記載されている項目の中で、会社の純資産を減らすもの
  例) 売上原価、給与、旅費交通費、支払利息
         
   
  
  




事例を使って実際の仕訳を見ていきます。