では、早速事例を使って仕訳を見ていきましょう♪

 会社の活動(取引)の結果、会社の純資産(資産から負債を引いた会社の正味の財産)は

@純資産が増える
A純資産が減る
B純資産は変わらない

この3パターンであり、仕訳も3パターンのみとなる ということでしたね!

  純資産が増えた時の仕訳は?
借 方 貸 方
増えた財産   財産が増えた理由

これを、会社の活動に(取引)にあてはめて、事例を考えてみましょう。
『純資産の増減』ということを意識して、仕訳をしてみてください。
  事 例 (1)
   株主から2,000万円の出資を受け、出資されたお金が会社の普通預金に振り込まれた。
借 方 貸 方 金額
普通預金 資本金 2,000万円
  会社の財産である普通預金が2,000万円増えたため、借方に、増えた財産である「普通預金」とします。
  また、普通預金は、株主からの出資により増えたため、貸方に、財産が増えた理由として「資本金」とします。
  つまり、資産である「普通預金」と、純資産である「資本金」がともに2,000万円増えたということです。

         
※「普通預金」や「資本金」など、仕訳の際に使うこの言葉を『勘定科目』といいます。
           『勘定科目』というのは、取引の内容を要約したものです。
   事 例 (2)
普通預金利息を受け取った。そのため、普通預金が1万円増加した。
借 方 貸 方 金額
普通預金 受取利息 10,000 円
  会社の財産である普通預金が10万円増えたため、借方は、増えた財産である「普通預金」とします。
  また、普通預金は、預金利息の受取により増えたため、貸方に、財産が増えた理由として「受取利息」とします。
  つまり、資産である「普通預金」と、収益である「受取利息」がともに10万円ずつ増えたということです。
  そして、収益である受取利息が10万円増えると、損益計算書の当期純利益が10万円増えますね。
  当期純利益が10万円増えるということは、最終的に会社の純資産(正味の財産)が10万円増えるということです。
次は「純資産が減る」
の仕訳を見ていきましょう